ご挨拶

 日本学校農業クラブ連盟(FFJ:Future Farmers of Japan)は、1948年(昭和23年)に農業高校生の自主的・自発的な組織として誕生した学校農業クラブを前身とし、1950年(昭和25年)に全国組織として結成されました。以来70年に亘り、農業を学ぶ高校生が将来の産業人としてふさわしい力を育て伸ばし、農業学習を踏まえて「科学性」、「社会性」ならびに「指導性」を高めてきました。また、クラブ員相互の連携や互いに学びあう精神をもって農業クラブ活動に取り組み、我が国及び世界の農業の発展に貢献する幅広い分野で活躍する人材を輩出してきました。
令和2年に開催される「第71回日本学校農業クラブ全国大会」は、連盟結成70周年という記念すべき大会となり、この大会を関東地区学校農業クラブ連盟が引き受け、その企画と運営を静岡県学校農業クラブ連盟が担当することになりました。静岡県での開催にあたり、静岡県学校農業クラブ連盟は、全国大会が果たしてきた重要な役割を継承し、本大会が農業クラブ員の大事な成長の場となることを願っています。
本県は日本のほぼ中央に位置し、海や山、湖などバラエティに富んだ自然は、日本の豊かな風土の縮図とも言えます。遠州灘、駿河湾、相模灘に沿った約500キロメートルの海岸線が南側に、北側には富士山・南アルプスなど3,000メートル級の山々が東西に長い地形を作り上げています。山地から流れでた水は、天竜川、大井川、富士川となって県土を縦断し、海岸に注ぐ河口部に肥沃な土地を作り出しました。この肥沃な土地と温暖な気候と変化に富んだ環境を利用して、茶、みかん、ワサビ、温室メロン、いちごなどの高品質な農産物が生産されています。また、ガーベラやバラなどの花き施設園芸も盛んに行われています。さらに畜産業では、富士山麓の広大な牧草地での酪農や銘柄牛、銘柄豚、銘柄鶏の開発、ブランド化が行われています。
私たち静岡県連盟11校2,600余名のクラブ員は、静岡大会を準備・運営するにあたり、農業クラブの長い歴史の中で全国大会が担ってきた重要な役割を認識・継承した上で、新たな創造力をもって、全国に、そして将来に向けて農業高校からメッセージを発信できる大会、さらには、日本学校農業クラブ連盟結成70周年を祝う記念の大会となるよう準備・運営に努めてまいります。
 つきましては、本大会の趣旨をご理解いただき、関係の皆様のご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和元年10月

静岡県学校農業クラブ連盟会長
静岡県立静岡農業高等学校

旭  琴巳

第71回日本学校農業クラブ全国大会事務局
静岡大会生徒実行委員長

八木 花梨

第71回日本学校農業クラブ全国大会事務局長
静岡県立静岡農業高等学校長 

竹川 暢昭